れいほくについて

れいほく。嶺北と書く。嶺の北というわけだ。字のごとく、高知県の北部に位置する。大川村・土佐町・本山町・大豊町の4町村からなる山間地域。標高200m~1,500mに集落が点在し、昔から受け継がれてきた暮らしがいまだに色濃く残る場所。

 

春は山菜を採り、夏は川魚を追いかけ、秋は米を収穫し、冬は漬物や味噌を作る。薪で風呂を炊き、山菜やこんにゃくを湯がく。山では猪や鹿を捕り、川では鮎やアメゴを捕る。米や野菜は、自分で食べる分を自分で作る。作っていない人にも「作りすぎたちや~」と、とれたての野菜や米を持っていく。集落は共同体。互いに補い合いながら、つながっている。

れいほくのじいちゃん、ばあちゃんは、すこぶる元気だ。よく笑う。ほんまに度肝を抜かれるほど元気。90歳でもお天道様が空におる間は畑仕事や山仕事をする。傾斜地なんて、ひょいひょいと歩いていく。天狗の化身か?なにを食べて、どんな暮らしをしたら、そんなに元気になれるのか。

 

仕事が終わったら、ニコニコし始める。晩酌をこよなく愛しているのだ。そして、話好き。「若いころ、あの川の上流にある深い淵に潜って、これっぱぁのふとい魚をついた」とか、100kgを超えるイノシシを追いかけまわした話や、山をひとつまるごと売った話やら、嬉々として話してくれる。こちらもお酒を飲みながら、そんな話を聞くと、こじゃんと楽しく酔えるのだ。

れいほくには、あけっぴろげでオープンなマインドを持つ人が多い。土佐人の気風といえばその通りなのだが、れいほくのオープンさは独特の深さと広がりを持っているような気がする。少々のことでは動じない。そして、あるがままを受け入れる。懐が深いのだ。なにかを押しつけるようなことがない。「あんたはあんたの生き方があるやろ。それをがんばったらええやん。できることはやっちゃるき。」そんな感じ。

れいほくは、南国土佐とは言い難い。夏は涼しく、冬には必ず雪が降る。降るだけじゃなく相当積もる。山間部ゆえに耕作地が狭い。作物を育てて収益をあげるにはなかなかあずる(苦労する)場所だ。そんな厳しい自然条件下にありながらも、けっして下を向くことなく、現状をよりよくするためにどうすればいいか考え、そして動く。今日を生きて、明日を見ている。

 

雨が止むのを待つ日もあれば、雨が降る日を待つ日もある。山や川や田んぼや畑、そして、そこに生きるもの、身近にあるものを活かしながら、自然との共生の中で生きる。自然にあらがわず、「なんちゃじゃない」とあっけらかんとしながら、山に田んぼに畑に、一年中せわしなく働いている。

つまりこういうことだ。れいほくに暮らす人々は、【しなやかな強さ】を持っている。それこそがれいほくの魅力だと思う。

 

ウェブメディア「れいほく紀行」を訪れていただいた方へ。

まだ、れいほくに来たことのない方、れいほくを旅することをオススメします。れいほくはいろんなヒントや気づきを与えてくれる場所です。圧倒的な自然の美しさ、目を丸くするような美味しい食べもの、たくさんあります。写真や文字では伝えきれない感動、訪れた人だけが持って帰ることのできる宝ものがたくさんあります。れいほくに来て、れいほくに暮らす人たちと交われば、れいほくの魅力がガツンと伝わるはずです。れいほくで、あなたと会える日を楽しみにしています。




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