澤田のぶこさん ~こだわりの手づくりコロコロこんにゃく~

2017.05.29

本山町北山東という集落で暮らしている澤田のぶこさんにお会いしてきました。のぶこさんはこんにゃく作りの名人! こんにゃくの作り手が、最盛期の10分の1に減ってきている中、昔ながらの味を守り続けている方です。

 

シンプルだけど難しいこんにゃく作り

というわけで、こんにゃく作りの現場へ。これが材料となるこんにゃく芋。

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のぶこさんは、こんにゃくいもを大量に仕入れて、小分けにして湯がき、冷凍しています。

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こんにゃくいもを、保存している冷蔵庫を見せていただきました。

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どっさり保存されています。こちらを、お湯と一緒にミキサーにかけます。

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昔ながらの灰汁(あく)を使ったこんにゃく作り

しばらく経ったら、固めるための液を入れます。この液が灰汁(あく)と呼ばれるものです。灰汁は、落葉樹を燃やした際に出る灰に水を加えてできた液体の上澄みの部分を使います。のぶこさんが使う灰は薪ストーブを使っているご親戚からもらっているんだとか。なんとも素敵なご家族です。

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市販のこんにゃくは、水酸化カルシウムなどが入った凝固剤を使っています。凝固剤で固めたこんにゃくと、灰汁で固めたこんにゃくとはやはり味が違うんですね。灰汁で固めた方が、味がやわらかくて、よりこんにゃくの風味がひきだされていると感じます。昔は、家にあったかまどや五右衛門風呂から出る灰がたくさんありましたが、今は灰自体が少ないわけで、昔ながらの灰汁を使ったこんにゃく作りが希少なものとなっています。

こんにゃくの固まり具合は、季節やその日の湿度などによって変わってくるため、こんにゃくの具合を見ながら、灰汁を目分量で足していきます。IMG_0750

 

こんにゃくの材料はいたってシンプル。こんにゃく芋と灰汁のみ。灰汁を入れたあとは、お湯を少し足していきます。これものぶこさんの目分量。

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ある程度混ざったら(これものぶこさんの判断)、大きい容器に移します。

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大きい容器に移したら、手で混ぜていきます。

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こねて、こねて、こねて、こねて。

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すると、どんどん固まっていきます。

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ここから、こんにゃくを形成していきます。

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コロコロコロコロ、こんにゃくをひとつずつ手でまるめます

コロコロコロコロ。のぶこさんは、こんにゃくをいとも簡単に丸めていきます。これがプロのワザ。

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わたしたちがやっても、こんにゃくは言うことを聞いてくれません…(泣)この形成したこんにゃくを、沸かしたお湯に落としていきます。

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なんだか、とっても気持ちよさそう~。この一回で50個~70個のこんにゃくがつくれるんだとか!

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のぶこさんは一週間に400個程作るそうです。これらのこんにゃくに火が通ったら、すくいあげて並べて冷ましたら完成!こちら、別日の写真です。

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コロコロしていてかわいいですね(^^) できたてのこんにゃくを頂いたのですが、表面はツルツル、噛むと弾力があり、ポン酢やお味噌につけて食べたらパクパクパクパク止まりませんでした…!

 

こんにゃく作って30年、こんにゃく作りの名人ここにあり

のぶこさんはこんにゃくを作り続けて30年以上…! もともと、大川村の出身です。旦那様がこの本山町北山東出身で嫁がれてきました。昔は、30頭ほど土佐あかうしも飼っていたんだとか!

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作ったこんにゃくは東京へも送っているのぶこさん。今となっては、手づくりこんにゃくの作り手が減ってきており寂しい様子。澤田のぶこさんの昔ながらの手づくりコロコロこんにゃくは、さくら市で売っています。是非味わってほしい一品です。

 

『本山さくら市』
【住所】高知県長岡郡本山町本山582-2
【営業時間】7:00~18:00
【定休日】年始
【連絡先】0887-76-2252
【駐車場】10台

 

この記事を書いた人

ganko
ganko
東京都出身。通称がんこちゃん。東京農業大学を卒業後、地域おこし協力隊として本山町に住む。棚田とあかうしが好き。趣味は薪割り。地域の暮らしを知り食べ物の生産現場を経験できる場所として農家民宿を開業するのが夢。最近気になっていることは「自我の解放について」。



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