伊勢川の大国主神社は春のにぎわい

2017.04.01

春分の日。土佐町の伊勢川地区は春のにぎわい。そう、大国主神社の春の大祭だ。

大国主神社に初めて行く人はきっと迷う。簡単に行けるような場所ではない。ただ、眼前に広がる棚田を楽しみながら行くこと、そしてその棚田の中をくねくねと続く細い道も楽しみながら行くことで、多少迷うのもえいかぁと思うようになる。

 

餅をつく威勢のいいかけ声が出迎えてくれる

大国主神社に着く。やりゆう! やりゆう! 「よいっしょお〜! よいっしょお〜!」と、地域の方が餅をぺったんぺったんついてる。餅をつくとお祭りにも勢いがつく。杵を振り下ろす動作に合わせて、かけ声をかける。

2017-03-20-11-28-13

つきたてのお餅はこじゃんと美味しい!その場でまるめて「大社」と刻印する。ヨモギが入ったお餅もある。どっちも美味しいんだなぁ。

2017-03-20-11-29-19

境内に入ると空気が変わり、背筋が自然とピンとなる

お腹をグゥグゥ鳴らしながらも、まずは参拝。境内の中は明るい。その昔、神社をぐるりと囲む道で競馬をしていたらしい。そして、車があまり普及していなかった時代は、細い細い山道を歩いて参拝に来ていたとのこと。

2017-03-20-11-30-09

 

神社に来ると不思議と心が落ち着く。なんでだろう。石段、鳥居、大きな杉に囲まれたピリッとした空気の漂う場所。春の陽気の中、ウグイスが覚えたてのホーホケキョを歌っている。

2017-03-20-11-32-07

 

鳥居のそばにどっしりと座る狛犬。ここを守っている。狛犬も地域地域によって特色がある。土佐町でよく見かけるのは、前足を玉のようなものに置いている狛犬。

2017-03-20-11-32-33

 

出雲大社より神様をお迎えして約130年

出雲大社から大国主様をお迎えして大国主神社は建てられた。昭和58年に創立100周年を迎えたとの記載がある。つまり約130年もの歴史を刻む社殿ということだ。

2017-03-20-11-37-45

 

大国主様は、縁結びのご利益があると言われている。この日、たまたまお会いした地元の方が「大国主神社にお参りにいって、結婚して、子どもも授かった。そして、連れてきた後輩も結婚したがよー」というから霊験あらたかなる神社である。
2017-03-20-11-34-25

 

「くじ、ひいていってや〜」と社殿の中から声をかけてくれた。こよりで作ったくじに番号が書いてあって、景品がもらえる福引き。これが大国主神社のお祭りの楽しみのひとつ。福引きのある神社は珍しいんじゃないかな。お参りに来てよかったぁと思ってしまうのはゲンキンすぎる??

2017-03-20-11-33-30

 

伊勢川のうまいもん集結!

参拝の後のお楽しみは美味しい食べもん。伊勢川の婦人会さんが作る料理は美味しい!このうどんのおつゆは上品な味つけで2杯も3杯もいけそうなくらい美味しかった。

2017-03-20-11-49-51

 

巻き寿司、ちらし寿司、おむすび。どれも伊勢川の棚田でとれたお米。美味しいはず。おむすびには、これまた伊勢川でとれたチョロギや梅が入っていて、しっかり伊勢川の味を堪能できるラインナップ。

2017-03-20-12-00-04

 

屋台も出る。こじゃんとでかい鳥串が1本200円!このボリュームでこの値段。安っ!! 価格破壊や〜!近くの小屋の中には飲食できるスペースが用意されている。テーブル席が6つほどあり、中ではお酒も買える。くぅ〜! たまりません。

2017-03-20-11-43-00

 

そうこうしているうちに、またホカホカのヨモギ餅がつきあがる。どぉ〜ですか、このヨモギ餅。美味しいに決まってます!

2017-03-20-11-46-10

 

大国主神社は春のにぎわい。お祭りって、えいねぇ。お祭りを守ってきた地域の方達。そこに人が集まり、美味しいもん食べて、話が弾み、笑顔になる。この後も多くの方が続々とお参りに訪れていた。惜しむらくは14時から行われた餅まきに参加できんかったこと。盛大にまいた、と後で聞き、悔しさ倍増。来年こそは必ず!

伊勢川地区の大国主神社 春の大祭。まだ行ったことない方、今年行けなかった方、春を告げるお祭りとして、来年は是非、足を運んでみてください!

 

『伊勢川大国主神社の春の大祭』
【日時】毎年春分の日
【場所】高知県土佐郡土佐町田井
【問合せ】info@reihokukikou.kochi.jp/080-6288-6534

この記事を書いた人

Maeda Kazutaka
Maeda Kazutaka
れいほく紀行編集長。高知県出身。2015年4月より土佐町石原地区での暮らしを始める。地域の宝もんを発掘しながら、里山暮らしに必要な心技体の修行を積みつつ、「つながる・つなげる」をテーマに、世界中からの旅人を受け入れるゲストハウス『omoya』オープンに向けて奮闘中。細胞にしみわたる音楽と、精神を解放するお酒をこよなく愛する。



instagram







facebook